標準仕様｜構造

強い基礎

耐震等級1の場合は最低限の鉄筋の太さ間隔を守れば建築できますが、耐震等級3の場合、建物の加重やその重さに反発する地反力、 さらに部屋の大きさ、柱の位置などに応じて必要となる鉄筋の太さ、間隔を決定します。

強い壁

耐震等級1の壁量係数よりも割り増しした係数を採用し、面積比率を考慮したうえで地震に対して必要となる耐力壁を決定しています。

強い床・天井

耐震等級1の場合、床に必要な強度を計算して求める基準はありませんが、耐震等級3の場合、床に必要な強度を求め、火打の量などを増やし、床・屋根を補強します。 そうすることにより、揺れやたわみに強くなります。

強い梁

耐震等級1の場合、梁に具体的な規定はありません。耐震等級3の場合、梁1本ごとにかかる加重（人・家具・建物の自重など）を考慮し計算で梁の大きさを決定しています。

強い接合部

強い基礎・壁・床・屋根・梁を発揮するためには、これらに取り付ける金物での補強が大切です。床や屋根の強さに応じて接合部の必要強度を算出した上で適正な接合部の金物を決定します。